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続 高齢者が気をつけたい多すぎる薬と副作用2019/12/05

 

高齢者が注意すべき薬

 

① 不眠症・うつ病の薬
不眠症の薬では特にベンゾジアゼピン系の薬の副作用としてふらつき、転倒に注意が必要です。また物事を判断する、記憶するといった認知機能の低下がみられることがあります。

非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬も、ふらつき、転倒が起こる事があります。
うつ病の薬では、特に三環系抗うつ薬による副作用(便秘・口腔乾燥・認知機能低下・眠気・めまいなど)に注意が必要です。
副作用が認知症の症状と紛らわしい薬には、この他に、パーキンソン病薬の一部、アレルギー薬の一部などがあります。


② 循環器病の薬
特に注意が必要なのは、脳梗塞や心筋梗塞の予防に使う抗血栓薬です。これは血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぐ薬ですが、半面、出血を起こしやすくするため、胃などの消化管からの出血、脳出血のリスクを高めます。ただし、脳梗塞・心筋梗塞の予防には欠かせない薬なので、自己判断で飲むのを中断しては絶対にいけません。
高血圧の薬では、ループ利尿薬(主な副作用は腎機能障害)、α遮断薬(主な副作用は立ちくらみ)、β遮断薬(主な副作用は呼吸器用の悪化、喘息)は必要がある場合でも慎重に使われます。高血圧以外の理由で使用される場合もあります。


③ 糖尿病の薬
注意が必要なのは、血糖が下がり過ぎて低血糖を起こしやすい薬です。インスリンの分泌を促し血糖値を下げるスルホニル尿素薬、足りないインスリンを外から補い血糖値を下げるインスリン製剤などは高齢者では特に慎重に投与されます。低血糖は初期の段階では、手の震え・動悸・生あくびなどの症状が出ますが、高齢者の場合、これらの症状が出ないことも多く、重症化しやすいので気をつけなければいけません。

 

他にも、痛み止め・解熱剤の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は胃潰瘍や腎機低下が起こりやすくなるので特に注意が必要です。


今服用中の薬にどのような副作用があるか、あらかじめ知っておくことはとても大切なことです。

お薬をお渡しするときは必ず説明するようにしていますが、詳しい症状が知りたい、気になる症状があるという方はお気軽に薬剤師にご相談ください。