中央店 お薬について

薬と飲食物の関係について2019/08/08

 

今回は薬と飲食物の関係についての話です。

1つずつでは問題ないお薬でも、薬の組み合わせによって影響の出る場合があります。 この影響を相互作用といいます。相互作用を起こした結果、薬の効果が強くなったり、弱くなったり、副作用が強く出たりすることがあります。これは「薬と薬」だけでなく、「薬と食べ物」や「薬と飲み物」でも同じことが起こります。
薬と飲食物の相互作用は主に、飲食物が薬の吸収や代謝(薬が分解や解毒されること)、排泄(薬が尿や便などと一緒になって体の外に出ること)に影響することによって起こります。


〇薬との相互作用に注意が必要な飲食物の例

 

【降圧剤(カルシウム拮抗薬)とグレープフルーツジュース 】
グレープフルーツに含まれる物質が降圧剤(カルシウム拮抗薬)の代謝を阻害し、血中濃度が増加し降圧作用が強くなることがある。

 

【抗凝固剤(ワルファリン)とビタミンKを多く含む飲食物(納豆やクロレラ、青汁など】

ビタミンKが抗凝固剤(ワルファリン)の血液を固まりにくくする作用を弱くすることがある。

 

【一部の抗菌薬(テトラサイクリン系、ニューキノロン系)や骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート製剤)とミネラルウォーターや牛乳 】

カルシウムやマグネシウムなどが薬の成分と結合し、吸収が阻害され効果が弱くなることがある。

 

【気管支拡張薬(テオフィリン)とコーヒーやお茶】

気管支拡張薬(テオフィリン)とコーヒーやお茶に含まれるカフェインの分解が互いに阻害され、両者の作用が強くなり、頭痛や動悸が起こることがある。

 

【睡眠薬や抗不安薬とアルコール】

アルコールにも中枢神経抑制作用(脳の緊張を抑える作用)があるため、睡眠薬や抗不安薬が効きすぎてしまう可能性がある。

 

【多くの薬物とセントジョーンズワート(ハーブ)】

薬の代謝酵素を誘導し、薬の代謝が早くなることがある。


これら組み合わせ以外にも様々な飲食物が薬の効きめに影響を及ぼす可能性があります。
「薬と薬」の飲み合わせだけでなく、「薬と食べ物」や「薬と飲み物」の組み合わせも決して軽視してはいけません。病気を治療していく上で、薬と飲食物との関係を知ることはとても重要なことです。
現在服用中の薬との飲み合わせについてご不明な点がある場合はいつでもご相談ください。