中央店 お薬について

高齢者が気をつけたい 多すぎる薬と副作用2019/07/02

 

高齢になると処方される薬の数が増え、副作用が起こりやすくなるので注意が必要です。


《高齢者に多い薬の副作用》
高齢者に起こりやすい副作用は、ふらつき・転倒・物忘れです。高齢になると骨がもろくなるので、転倒による骨折をきっかけに寝たきりになり、その寝たきりが認知症を発症する原因となる可能性もあります。
その他に、うつ・せん妄(頭が混乱して興奮したり、ボーっとしたりする症状)・食欲低下・便秘・排尿障害などが起こりやすくなります。


《高齢者に副作用が多くなる理由》
口から飲んだ薬は胃や小腸で吸収され、血液に乗って全身に運ばれ、目的の組織に到達(分布)すると、効き目を発揮します。薬は徐々に肝臓で代謝(分解)されたり、腎臓で排泄されたりして、効き目がなくなります。
高齢者になると、肝臓や腎臓の機能が低下して、代謝や排泄までの時間がかかるようになります。そのため、薬が効きすぎてしまう事があります。


《高齢者の薬との付き合い方》

【自己判断で薬の使用を中断しない】
「多すぎる薬は減らす」ことが大事ですが、「薬を使わなくていい」という事ではありません。薬は正しく使えば病気の予防や生活の質の向上に役立ちます。処方された薬は「きちんと使うこと」、そして「自己判断でやめないこと」が大切です。薬を飲み忘れること、勝手にやめることによるトラブルも非常に多いので、絶対に自己判断による中断は避けましょう。

 

【使っている薬は必ず伝える】
病気ごとに異なる医療機関にかかっている場合は、薬の重複や増え過ぎないよう、医師や薬剤師に使っている薬(サプリメントなどの市販薬も含めて)を正確に伝えましょう。かかりつけ薬局やかかりつけ医を持ち、お薬手帳は1冊にまとめて自分の病気と薬を把握してもらうとよいでしょう。

 

【むやみに薬を欲しがらない】
医療機関は病気や健康をみてもらうところで、薬をもらいに行くところではありません。

 

【若い頃と同じだと思わない】
加齢とともに体の状態、薬の効き方が変化します。よって高齢者には高齢者に適した処方がされています。また、高齢になると病気を完全に治すことは難しくなりますので、安全を第一に考えた薬の使い方が大切になります。

 

【薬は優先順位を考えて最小限に】
かかりつけの医師に薬の量と数についてよく相談してみましょう。医師は副作用を避けるために次のことに配慮して薬の量と数を調整しています。
1.薬の優先順位を考えます。
2.そのうえで本当に必要な薬かどうかを検討します。
3.高齢者が副作用を起こしやすい薬は、できる限り避けます。
4.同時に生活習慣の改善も合わせて行います。


※※「高齢者が注意すべき薬」については、またの機会にお伝えします。※※