中央店 お薬について

高血圧のお薬について2019/06/03

 

今回は高血圧の『クスリ』についてお話します。
血圧が高く、食事・運動療法を含めた生活習慣の見直しを図っても十分な改善が得られなかった場合は、お薬を使って治療をしていくことになります。
高血圧の患者さんはとても多く、何種類かの薬を組み合わせないと十分なコントロールが得られないこともあり、たくさんのお薬があります。


血圧を下げる薬には、大きく分けて血管を拡げることで血圧を下げる薬(カルシウム拮抗薬・ARB・ACE阻害薬など)、血液の量を減らして血圧を下げる薬(利尿剤)、交感神経の過剰な働きを抑えて血圧を下げる薬(β遮断薬)の3タイプがあります。

疾患によってこの薬を積極的に使った方がいい、また逆にこの薬は使わない方がいいというケースがありますが、一般的にはまずはカルシウム拮抗薬かARBもしくはACE阻害薬から開始されます。また投与量としては、少量から開始し、血圧を見ながら必要に応じて少しずつ増やしていくのが一般的です。


単剤(1種類)・少量から投与を開始するものの、管理目標までの十分な降圧が達成できない場合もよくあります。単剤でコントロールが得られない場合は、1剤追加し、それでもコントロールが不十分な場合にはさらにもう1剤併用します。
1種類の薬剤を増量していくよりも、違う種類の複数の薬剤を組み合わせる方が強い降圧効果が期待できるからです。
最近ではこれらの薬剤を組み合わせた、2剤もしくは3剤を1剤にした配合剤も存在します。服薬錠数を減らすことができるというメリットもあります。服薬錠数が多くてお困りの方はご相談ください。


また、治療していくうえで重要なのは、処方された降圧薬を『毎日飲み続けること』です。医師は患者さんの家庭血圧の値を参考にして、降圧薬の変更が必要かどうかを判断しています。患者さんが毎日きちんと服薬していないと、その降圧薬が患者さんに合っているかを正しく評価することができません。
そのため、処方されたお薬を医師の指示通りに毎日服用することが大切です。


最近の研究で、血圧の薬による循環器病の予防効果は明らかになっています。
薬を服用した方が良いと言われた方は医師の指示を守って治療を続け、高血圧があっても血圧をコントロールし、健康的な生活を長く過ごしていただきたいと思います。