中央店 健康情報

尿もれが気になる方へ2018/08/13

 

女性の尿もれは、骨盤底筋の緩みが原因のひとつとなっている場合が多いため、骨盤底筋体操が効果的です。
骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸など骨盤内の臓器を下から支え、尿道や膣、肛門を開閉する筋肉です。男性と女性では下部尿路の特徴の違い(尿道の長さや形状、前立腺)から一般に男性は尿が出にくくなりやすく、女性はもれやすいです。特に女性では出産や加齢により骨盤底筋が緩みやすいため、尿道を締める力が弱まり、尿もれの原因になることがあります。
骨盤底筋は、収縮や弛緩を自分でコントロールできる筋肉であるため、緩んだ骨盤底筋を訓練によって鍛えることによって骨盤底筋の収縮力を回復し、尿もれを防ぐことができます。


女性に起こりやすい代表的な尿もれには「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」があります。
「腹圧性尿失禁」は、くしゃみや咳をした時や急に走った時、重い荷物を持ち上げた時など腹圧がかかるとついもらしてしまうタイプです。出産を経験した女性に多くみられます。
「切迫性尿失禁」は、突然起きた強い尿意のためにトイレに行くまで我慢できずにもらしてしまうタイプです。膀胱の筋肉の過活動が原因となります。
上記の2種が混在する「混合性尿失禁」というタイプもあり、閉経期の女性に多くみられます。


骨盤底筋体操をする前に、まずは骨盤底筋がうまく動かせるかどうか、仰向けの姿勢で確認しましょう。仰向けに寝て両足を軽く開き、体の力を抜いてリラックスしましょう。指先で肛門の縁に触れながら、肛門括約筋の収縮を確認してみます。
●骨盤底筋体操の基本動作
①肛門をぎゅっと締める(おならをこらえるようなイメージ)。
②肛門の収縮を確認出来たら、膣・尿道をおしっこを我慢するようなイメージで締める。

③肛門、尿道を持ち上げるようなイメージで骨盤底筋全体を持ち上げる(前の方へ引っ張られる感じを意識する)。
④そのまま10秒間骨盤底筋を締める。お腹、足、腰などに力が入らないように気をつける。

 

●骨盤底筋体操をより効果的に行うには…
・腹筋に力を入れずに骨盤底筋だけを締めるような意識で
・1日10分、1日数回できるだけ毎日続ける
・効果が実感できたら、さらに続ける(遅くとも2~3ヶ月で効果があらわれる)

 

「切迫性尿失禁」の方は

膀胱訓練(トイレに行きたくなった時にできるだけ我慢する訓練)と併用するとよいでしょう。
尿もれが気になる方、無理なくできる骨盤底筋体操を試してみてください。