中央店 お薬について

ケトプロフェン貼付剤の光接触皮膚炎について2018/07/13

 

 

薬剤を貼付した後、その部位が紫外線に暴露されることにより生ずる接触皮膚炎のことを光接触皮膚炎といます。
ケトプロフェン貼付剤の光接触皮膚炎は、薬剤を貼付した部位と紫外線の暴露が重なった部位に限局して皮膚症状が認められ、衣服などで遮光された部位には生じません。

初期には発疹・発赤、紅斑、掻痒感、刺激感などが発現し、その後水泡・びらんが形成されることもあります。

 

症例:筋肉痛のため、友人から譲り受けた本剤を両膝・両脹脛に3日間使用した。使用中止から3日後、海に行った。その後、両膝・両脹脛に紅斑が発現。紅斑は靴下を履いていた部分には発現しなかったが、露光部には発現していた。


気を付けてほしいことは、以下の二つです。

 

① 使用中・使用後は貼付部を紫外線にあてないでください。
ケトプロフェン貼付剤による光接触皮膚炎は、貼付部を紫外線にあてなければ発現しません。屋外に出るときは天候にかかわらず、濃い色の衣服、サポーター等を着用し貼付部を紫外線にあてないようにしましょう。また、ケトプロフェン貼付剤を剥がした後、少なくとも4週間は紫外線に注意して下さい。

 

② 他の人に譲り渡さないでください。
処方された患者さんのみが使用してください。適正な使用法が伝わらずに光接触皮膚炎が発現した症例(譲り渡し例)が、報告された光接触皮膚炎全体の8.9%を占めています。


ケトプロフェン貼付剤は、いろいろな商品名で販売されています。薬剤師にお尋ねください。

また、貼付剤だけでなく、ゲル・クリーム・ローション剤なども同様の注意が必要です。ご留意ください。