中央店 健康情報

防ごう!高齢者の脱水2017/07/04

 

高齢者は脱水になりやすい
・体液の貯蔵庫である筋肉量が減るため、体内に体液を貯えにくくなっている。
・腎機能が低下すると、老廃物を排泄するためにたくさんの水分が必要となり、体液が失われやすい。
・基礎代謝が低下し、体内で作られる水分量が減っている。
・食欲不振などで摂取する水分量や塩分量が不足している。
・誤嚥や失禁を恐れて水分摂取を控えている。
・のどの渇きを感じにくく水分や塩分の補給が不十分。
日頃から脱水気味であるため、高温の環境、発熱、発汗、嘔吐、下痢などですぐに脱水状態になってしまいます。


脳梗塞や心筋梗塞、熱中症で命を落とす危険性大
脱水が怖いのは、血液が濃くなって固まりやすくなること。血液のかたまり(血栓)が脳の血管に詰まれば脳梗塞、                              心臓の血管に詰まれば心筋梗塞を発症し、命の危険を伴います。
また、高齢者は、室内でも熱中症を起こす事があります。                                                  短時間で症状が悪化し、命を落とすこともあるので注意が必要です。
脱水でせん妄が起きることがあります。
脳の神経細胞の活動が妨げられ、突然訳のわからない事を叫んだり、うろうろ動き回ったり、                               いるはずのない人や物が見えたり(幻覚)、聞こえるはずのない音が聞こえたり(幻聴)します。
せん妄が起こると、さらに脱水が悪化するとともにせん妄も重症化。命を失う事もあります。                               こうした脱水とせん妄の負のスパイラルを断ち切ることが大事です。


認知症の人は脱水になっていることが理解できません
呼吸や消化、体温などを調節しているのは、自律神経の働きによるもの。                                                認知症の場合、脳の働きが低下して自律神経の働きが悪くなっていることもあり脱水を起こしやすくなっています。                               また、判断力が衰えているため、脱水症状があっても自覚できません。
「水やお茶を飲んでいるから大丈夫」と安易に考えず、脱水になっていないかどうか、周囲の人が常に観察してあげましょう。


脱水の予防と改善の基本
・食事をきちんととる。
・こまめに水分をとる。
・寝る前後、入浴の前後、運動中や運動の前後、飲酒後は必ず水分をとる。
・脱水状態のときは、水分と塩分、糖分を一緒にとる。(糖分の摂り過ぎに注意。経口補水液がおすすめ)


脱水に関する素朴な疑問
Q;脱水かどうかチェックする方法は?
① 脇の下が乾いている
② 口の中や唇が乾燥している
③ 腕の皮膚を持ち上げて放したときシワができたままになっている
Q;1日にとる水分量の目安は?
・3度の食事から約1000ml。水やお茶、牛乳などで1000ml。
合計2000mlを目安にしましょう。